音楽聴きながらなんかできる人すごいという話


アルバイト先では有線が流れている。
しかし皆、各々で集中できる音楽をイヤホンで聴いている。
インストを聴いている人もいれば、ゲーム音楽を聴いている人、普通に邦楽を聴いてる人もいる。

うちの会社に限らず、世の中には「音楽を聴きながら何かをする」ということが当たり前のように存在している。

一言言わせて欲しい。

よくそんなことができるな!!!

ぼくにとって「音楽を聴きながら出来ること」は
「歌うこと」か「踊ること」だ。

なんなら仕事中にもたまに踊っている。

バレないように小さく踊っているつもりだが、
多分くねくねしてるところは見られている。

見られた上で
「なんかやべえから触れずにおこう」
と見て見ぬ振りをされていると予想している。

多分そのうち怒られる。

有線では2時間に一度くらいマイケル・ジャクソンの曲が掛かる。
その度に小さな声で「アオッ」とか「ポゥッ」とか言っている。

多分その度に
「なんかやべえから聞かなかった振りをしよう」
となかったことにされていると予想している。

多分そのうち陰でマイケルって呼ばれる。

にしても音楽を聴きながら何か出来る人は本当にすごいと思う。
よく気が散らないものだ。

あと、なんか、カッコいい。

ほら、ぼくだけ何も聴いてないわけだから周りの音にすぐ反応できるわけよ。
「ちょっと会議しよかー」って言われたら即座に席を立てるのよ。

でも周りの人はイヤホンを付けているから気づかないこともあるのよ。
で、ちょっとして「あ、すみません」みたいな。

なんか仕事に集中してるこの子!って感じが演出できるのよ。

実際は分かんないよ?
落語聴いてるのかもしれないし、耳かきの立体音声聴いてるのかもしれない。
だけど、「あ、すみません」って言いながらイヤホン外す姿は、ヘルメットを取ったドライバーみたいなカッコ良さがあるのよ!

ずるい!ぼくもやりたい!

仕事もせずポウポウ言って給料もらう生活からオサラバしたい!

言葉が理解出来なければいけるのではないかとサムクックのライブ盤を聴いてみた。
でもグルーブ感が凄すぎて気分が高揚し過ぎてもう仕事どころではなかった。

音楽は言語を超える。

雨の音なら集中できるのではないかと思った。
眠気との戦いになり仕事どころではなかった。

自然音のα波はハンパない。

逆に好きな音楽ならと昔ハマったバンドの曲を聴いてみたら当時の恋愛思い出して、もう仕事とゆーか帰ってふて寝したくなった。

「もうやだポゥ……ぼくは音楽を聴きながら仕事する才能ないんだポゥ……」

と落ち込んでいたところに電流が走った。

「そうだ!逆に何も聞こえない状態でいればいいんだ!」

無音を聴くという逆転の発想。

思えば大学時代は音楽を聴いている振りをして周りとのコミュニケーションを回避し続けてきた。
当然イヤホンからは何も流れていない。
むしろ周りの音には敏感に気を配っていた。

そうか!この問題、進研ゼミでやったことある!
進研ゼミぼっち講座でやったことある!

しかし耳せんはなんか閉塞感を感じて気分が悪くなる繊細さを合わせ持つぼく。

ここは科学の利器を利用するしかない。

ノイズキャンセラーヘッドホンだ!

バーン!

ノイズキャンセラーヘッドホン!!

ドーン!

ノイズキャンセラーヘッドホン!!!

噂には聞いていたけど、これすごいよ。
ほんとに周りの雑音だけキレイに無くなるの。
でも必要な音はなぜか聞こえるという。
例えるなら音の空気清浄機。
ほんとにびっくりした。

これで実は何も聴いてないことがバレて気まずくなったりしない!

そんな時はこう言えば良い。
「無音を……聴いていたんだ……」

これ、どんな音楽聴いているよりもカッコ良いじゃん!
そして仕事にも集中できる!

これだ!これからはこれだ!
無音だ!

気分が高まって、ノイズキャンセラーヘッドホンを付けさせてくれた友達に幾らで買ったのか聞いた。

5万

耳がキーンってした。
全然キーンはキャンセルしてくれなかった。

しばらくはポウポウ言いながら仕事します。


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