ぼくが憧れる最高に文章が面白い三人


「文章が面白い」人って素敵だ。

面白いってのは「笑える」に限らず「楽しい」とか「心奪われる」ってのもありね。

今回は物心ついた時から小説家に憧れ、演劇にハマり、気づけばガッツリお笑い芸人をしているぼくが誰にも教えたくないくらい憧れている
最高に文章が面白い人を紹介することにします!

本邦初公開!

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「面白い文章」にも種類がある。

前提として、ぼくが「面白い文章」というと多少狭義的な話になる。

簡単にいうと、画像とか文字の装飾とかを出来るだけ使わない文章。
ただ筆力だけで読ませてしまう迫力を持った文章。

もうね、そういう文章がぼくはたまらなく好きなんだ!

おじさんたちにはテキストサイトといえば分かるかもしれない。
若者にはエッセイとかコラムといえば多少は伝わるかもしれない。

なんか、そういうやつのことね。

もちろん画像を使ったり、文字の大きさを変えたり連続改行したり、
様々な技術や演出を駆使して楽しませてくれる文章も面白いとは思う。

だけど、それは別ジャンルだと思うんだよね。
どちらが良いとか悪いとか言いたいわけじゃなく。

ピン芸人でいうと漫談とフリップネタのような違い。

今はフリップネタ的な文章が多いよね。
オモコロとかデイリーポータルZとかの圧倒的なカリスマが居て、
Twitterは10秒で笑えるコンテンツを限りなく生産している。
今の流行りというならこっちだと思う。

でもぼくは言葉一つで勝負している文章が好きなんだ。

研ぎ澄まされた日本刀のような、ズバッと斬られる文章。
そんな侍のような文章を書く人を、ぼくは三人知っている。

加藤はいねさん

正直日本一文章が面白い人だと思う。
加藤はいねさん。

加藤はいねさんのブログ「私の時代は終わった。」

私の時代は終わった。

天才の名をほしいままにするブロガー界の超人気者。

圧倒的な文章量とその濃密さ。
レンゲ差したら立つんじゃね?ってくらいの濃さ。

(追記)あ、スープが濃すぎてレンゲが立つラーメン屋の例え失敗。それくらい濃厚ってことっす。

そこから飛んでくるか!?っていう語彙と比喩は
もう面白い通り越して感嘆してしまう。

(追記)レンゲが〜みたいなクソみたいな例え間違い、はいねさんなら絶対しない。

どうやったらこんな文章が書けるのか。
どれくらい時間を掛けたらこんな文章が完成するのか。

ぼくみたいな常人には理解もできない天才。

遅筆なことでも有名で、
2014年は5本。
2015年は2本。
16年17年は年に1本しか投稿していないんだけれど、

投稿される度にブロガー界に毎回大ブームを巻きおこす天才。

もう、ほんと天才。

天才。

天さ……あ、もういいですか。

もうねほんとこの人の文章が好きすぎて。
最新の更新が2017年の2月なんだけど、そこから何回更新されていないか見に行ったことか。

リアルに週一週二では見に行ってる。

つまり年100回「更新されてるかな?」って見に行って
年100回「まだだったかー」ってなってる。
最近では「なんか今日更新されてる予感がする」みたいな変な第六感まで持ち出す始末。
そして多分ぼくと同じような人間が日本中にいる。

ほんとカリスマ。

ぜひ、時間のあるときに読んでほしい。
「オッケー、キリスト。ところで、あたしの誕生日の話も聞いとく?」を始め、どれもハズレなしで名作だから。

あ、全部下ネタだけどね。

石左さん

BASEMENT-TIMESという音楽ウェブマガジンで記事を書いている石左さん。
この人の文章はほんとヤバい。
何がヤバいって、殺傷力がずば抜けて高い。

説明するより見てもらった方が早い。
このタイトル見て。

「女、全員miwa嫌い説」

女、全員miwa嫌い説
どうもこんにちは、偏見の塊です。 ふと思うところがありGoogleの四角い枠に「miwa」と打ち込んでみたらば こう。「嫌い」とか「死ね」とかじゃなくて「あざとい」っていうところにメス特有の憎悪表現の粘つきを感じるホント。罵倒から溢れんばかりの女性ホルモンが分泌。一体これは… 一応サジェストを受けたキーワードで検索をか...

すげーー殺傷力!
批判、炎上お構いなし!

主観を煮詰めて煮詰めて、こんなに面白い文章にしてしまうなんて!

「主観」とか「偏見」というと良くないイメージが浮かぶけれど
結局音楽レビューって主観でしかないんだよね。

音楽だって突き詰めると正解なんてないわけだし。

「私はこれこれこうで、この音楽が好きです。嫌いです。」
この「これこれこうで」の部分をどう表すかが音楽ライターの技
だと思うんだけど

石左さんは多分日本一「これこれこうで」が尖っている。

時には批判を飛び越して、偏見、暴論、むちゃくちゃやんけ!って言葉を投げてくる。

でもそのどれもがユーモアに溢れていて、
言葉のトゲトゲしさとは裏腹にスッと文章に引き込まれてしまうんだ。

その理由は何だろう。

論旨が明確なのもある。
ファンが見たら発狂するような見出しでも、読んでくにつれ納得させられてしまう文章力があるのだ。

批判で終わらないのもある。
彼の文章からは嫌悪ではなく、「音楽って最高なんだぜ!」という気持ちが伝わってくる。
「耳の腐ったクソ女どもめ!」みたいな文章でも
根底には「本当のロックはこうだぜ!」っていう愛情がある。

彼はあまりにも論理的に、しかもユーモアを交えて批判をする。

そうされると読者は怒ることはできない。理解してしまうのだ。
そして気づいたら読みながらニヤニヤしている自分がいる。

やられた、と気づく頃には彼の文章の、そして音楽のファンになっている。
それってすごいことじゃない?

そしてもちろん彼は批判ばかりをする炎上ブロガーではない。

その何倍も好きなアーティストについて論じているし、
普通の人が気づかないような聴き方をスッと教えてくれたりする。
もちろんだいたいは乱暴な言葉で。

彼の言葉はなぜ挑発的なんだろうと考えたことがある。
本人では無いので分からないが、気恥ずかしさもあるのかなと想像する。
そしてそれ以上に彼が「ロック好き」というのも理由なんじゃないかと思う。

そもそもお行儀良い文章である必要なんかないのだ。
ロックのコラムなんだから。新聞のコラムじゃないんだから。

彼の文章からはそういったロックの姿勢(姿勢と書いてアティチュードと読む)を感じる。

石左さんの音楽コラムは日本一ロックで、日本一愛情に溢れている。
もちろん、単純に死ぬほど面白い。

米山和仁さん

最後はちょっと毛色が違う方面から一人。

米山和仁さんはブロガーやライターではない。
演劇をつくっている人だ。

ホチキスという劇団の代表をされている作家兼演出家さん。

今は東京で活動しているんだけど、
もともと名古屋の劇団でよく芝居を観に行っていた。

芝居はもとより毎回チラシに載っている米山さんのコラムがほんと面白くて。

この人が書くと日常もこんなに面白くなるのかと高校生のぼくは衝撃を受けたものだ。

絶対にぼく以外でもチラシのコラムに惹かれてファンになった人いるはず。

若かったぼくは正直かなり文体に影響を受けた。
物語の魅力でなく「文章」に魅力を感じたのは生まれて初めての体験だった。

彼の文章に出会わなかったら、ぼくはここまで文章にしがみついていなかったかもしれない。

残念なのが紙のチラシという特性上、今残っているコラムはなかなか多くないこと。

ネットで検索したけれど数点しか確認出来なかった。

ヨネ話「チケット」

ヨネ話「チケット」私が初めて東京でお芝居を観たのは、高校3年生の夏だった。美大受験のため、夏休みに東京予備校が開催する1ヶ月の夏季集中講習を受けるため、ひとつき、東京で一人暮らしをした時だ。短期間とはいえ、初めての一人暮らし。岐阜…

劇団ホチキスさんの投稿 2012年5月10日(木)

今でも東京の人はヨネ話読めてるのかな。羨ましいものだ。
チラシとっとけばよかったなぁ。

まとめ

ぼくは本当に好きなものはあまり教えたくないタイプなのね。

特に加藤はいねさんなんて、誰にも知られたくなかったくらいで。
(まぁ、ぼくが言わなくてももう有名な方なんだけどね)
それくらい好きだったし、影響を受けたし、尊敬している。

でも、ぼくも少なからず文章を書いているわけで。
種類は違えど人の心を打つ仕事をしているわけで。
いつまでも憧れではいけない、そんな気持ちを込めて今回公開することにした次第でございます。

いやー改めて読むとすごいなー。

彼ら彼女らと同じくらい、魅力的な文章を書けるようになりたいものだ。

とりあえず加藤はいねさん新作はよ。


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