毎年冬にかけて大流行するインフルエンザ。
感染力が高く、毎年推定1000万人以上の感染者が出るといわれています。
毎年周りでも「インフルにかかった」って話聞くよね。
その際よく話されるのが
「予防接種意味あるの?」論争。
「意味ないから打たない」なんて人も多いけど、
本当にそれでいいのかしら。
今回はそんなインフルエンザの予防接種の話。
目次
インフルエンザとは?
インフルエンザとはインフルエンザウイルスに感染して発症する感染症のことです。
全身の倦怠感や高熱などが特徴で、まれに重大な合併症を起こす危険性もあります。
大人の人ならみんな一度くらいはかかったことあるんじゃないかな。
そのインフルエンザの予防手段として一番知られているのが、ワクチンによる予防接種。
例年10月頭ごろから受付が始まります。
今年はもう始まっていますね。
一回数千円、ものの数分で終わるので、個人的には行くことをオススメします。
ぼくも予防接種に行って来たぞ!
というわけで、ぼくも遅ればせながらインフルエンザの予防接種に行ってきました!
これでかからないってことではないけれど、とりあえずちょっと安心かな。
不特定多数の人の前に出まくる仕事だからねー。
流石にしないと怖いのです。
予防接種を受けたがらない人の言い分
とはいえ、予防接種を受けたがらない人がいるのも事実。
ぼくは医者じゃないので、決めつけることはできないけれど、
よく言われる「受けたくない派」の意見をまとめて、反論してみました。
「受けてもかかる」派
未だに一番言われるのが「予防接種してもかかる」という意見。
これは感染と発症をごっちゃにしているから起きる誤解です。
予防接種はワクチンによって身体に抗体をつくる効果があります。
体に抗体があるからといって、ウイルスは身体に侵入してきますので感染は防げません。
でも抗体があると感染した段階で免疫が働き発症を抑えることができるので、症状を軽く抑えることができます。
つまり、予防接種は絶対にかからないようにする目的ではないということです。
また、インフルエンザウイルスは変異しやすいので、毎年さまざまな形に変わります。
「色々な種類があるから効かないこともあるんでしょ?」ともよく言われるけれど、大きな変異は10〜20年に一度しか起きません。新型インフルエンザというやつですね。
もちろん小さな変異は毎年起きていますし、色んな種類があるのでワクチンがピッタリ当てはまることばかりではありません。
しかし種類が違ったとしても、効果は落ちるもののワクチンの接種自体は意味があるといわれています。
あと、インフルエンザの予防接種の有効率は60%といわれています。
そう聞いて「打っても4割はかかるんじゃ意味ないじゃん」と思う人は多いですが、これもちょっと誤解があります。
有効率というのは、「ワクチンを打たずにかかった人の中で、打っていたら防げた人の割合」を指します。
つまり「打っても4割はかかってしまう」ではなくて、
「本当は発症するはずの人でも6割は防げる」なのです。
こうではなくて
こう!
(頑張って画像つくったけど大して分かりやすくなってない)
これが有効率って言葉の意味なのです。
予防接種は受けていれば発症する確率は抑えられます。意味がないということはありません。
「受けなくてもかからない」派
あといるのが「別に予防接種しなくてもかからない」っていう意見。
これは無視です。
「俺、昔から歯磨かなくても虫歯になったことないもん」と同じ意見です。
「痛いから嫌」派
あとは結構多い「痛いから嫌」という意見。
それはもう……頑張ってくれとしか言いようがない。
今日予防接種受けて来たけど小学生くらいの子どもたちも頑張ってたよー。
「俺、もう一回打ってもいい!」って自慢してた男の子もいたし。
(ちなみにその子、お母さんからもう一回打ちに来るよって聞いて落ち込んでました)
まぁ確かに昔はすごく痛くて怖かった記憶があるけれど、
歳をとったからなのか、医学が進歩したからなのか、33歳にもなるとまったく痛くありません。
まぁ針は見ないけどね!
なので、痛いから嫌って人には、もう、頑張れと伝えてください。
「病院の待ち時間に病気にかかるから嫌」派
今までの理由とは打って変わってちゃんとした理由っぽい意見がこれ。
「病院の待ち時間にインフルエンザもらいそうで嫌」
確かに、冬の病院はインフルエンザの子どもたちでいっぱいだし、そんな中に行くのは怖いという気持ちは分かる。
だからこそ、早めに行くべきだと思うんだよね。
今だとインフルエンザ自体まだ流行していないし、病院も比較的空いている。
予防接種専用の窓口があって診療とは別でどんどんやってくれる病院もあるし、
実際そこまで時間かからず受けられると思います。
少なくとも流行してる1月2月よりかはね。
ぼくは受付して、病院出るまで10分もかからなかったなー。
予防接種を早く受けた方が良い3つの理由
ぼくはインフルエンザの予防接種は受けた方がいいと思うし、
受けるなら出来るだけ早い方がいいと思います!
最後にその理由を紹介します。
病院の待合室で感染する危険性
さっきの反対派の意見に対する返答だね。
インフルエンザがもっとも流行するのが12月から2月。
冬本番になってくるにつれどうしても病院は患者は増えるし混んできます。
だからこそ早めに行って予防接種を済ませておく。
周りが咳込んでる中で番号呼ばれるの待つのはやっぱり怖いよね。
在庫が無くなる可能性がある
ワクチンにも数があります。
今年は十分な量が確保されていると報道がありましたが、それでも仕入れている数は病院によって様々。
もちろん無くなってしまうと、その病院では受けられません。
十分な在庫があるうちに行きつけの病院に行っておくことが、
一番ストレスなく済ませられる方法だと思います。
効くまで時間がかかる
ワクチンは打ってすぐ効果があるわけではありません。
効いてくるまでには約2週間の期間が必要といわれています。
インフルエンザが猛威をふるっている季節に2週間も無防備な状態でいるのはとても怖い!
ワクチンは約5ヶ月間効果がもつといわれているので、
もっとも流行する12月から2月に向けて、11月前半までに予防接種を済ませておくのがいいと思います。
あと、これは病院によると思うんだけど、
ぼくが予防接種受けた病院は時期によって金額が違ってました!
どんな理由かは分からないけれど、病院も早めの予防接種を推奨しているってことですね。
まとめ
かかったら絶対に後悔するインフルエンザ。
でもかかる前にわざわざ予防接種を受けに行くのは、やっぱり面倒ですよね。
それでも個人的には、やはり受けた方がいいと思います。
効果の有無は人によって様々だし、
ネットで調べても「予防接種は意味がない!」って言っている人も多いです。
しかも医者とか薬剤師って肩書きの人ですら言っていたりする。
個人の意見としては、エビデンスが無い以上それはあくまでその人の主観でしかないと思っているので、
そんな状態で、しかも医学に携わっている立場の人が「意味がない」と言い切ってしまうのはどうかと思っています。
その一言が正しいかどうか、万に一つ人が苦しむ可能性があるってことを考えても、そんなこと言えるのかしら。
まぁいいや。
ぼくは予防接種受けてきたぞ!
みんなも色々調べてみてください!
そして受けに行くなら早い方がオススメです!
そしてもちろん風邪やインフルエンザの予防には普段のうがい手洗いが大事!
これから猛威をふるう季節になるけれど、ウイルスに負けずにがんばりましょう〜!
ちなみにうがいに関してはこんな記事も書いています!
よければ読んでみてください〜!