皆さん、高いところ平気ですか?
ぼくは苦手です。
高所恐怖症というやつです。
そんな高所恐怖症なぼくですが、
思うところあって
パラグライダー体験をしてきました!
今日はそんな話。
高所恐怖症って何?
人間誰だって高いところに行くと足はすくむものです。
生命の危険を感知して身体が反応する。
これは「高所恐怖癖」という正常な反応で、悪いことではありません。
ただ、過剰に身体が反応したり、精神的な苦痛があったりと支障が出てくると高所恐怖症と呼ばれています。
判断基準は結構曖昧です。
ぼくはどれくらい苦手なのか
それではぼくはどれくらい高いところが苦手なのか。
分かりやすく例を挙げてみます。
マンションの2階は平気。3階は無理。
ジェットコースターは高速で移動している時は平気。登ってる時が無理。
観覧車は絶対無理。
YOUTUBEとかの高所動画は絶対無理。
山の頂上から見下ろした画像も結構無理。
無理というのは何かというと、
手足が震えたり、心臓がバクバクいったり、呼吸が浅くなったりします。
座り込んでしまうこともしばしば。
これがどれくらい普通なのか過剰なのかはわかりませんが、
少なくとも苦手意識がとても強いということから今回は高所恐怖症と自称させてもらいます。
でも実は幼い頃は平気だった
しかし、ひとつ気になることがあります。
幼い頃は高いところ平気だったんです。
なんなら好きでした。
怖がる母親をからかって自分から高いところに登ったりしていたものです。
ジェットコースターも大好きでした。
それが歳をとるにつれ、気づかないうちにどんどん苦手になっていきました。
だんだん高層マンションが苦手になり
ジェットコースターの登っている時間が耐えられなくなり
展望台では外をなるべく見ないようになりました。
友達に「観覧車とかも怖いんじゃない?」と言われ
そんなバカなと乗ったらあまりの恐怖にめまいがしたこともありました。
あれ?どんどん悪化してない?
歳をとるとある程度高いところが怖くなるのは分かる。
落ちたらどうなるか、を想像するようになるからね。
でもそれにしても怖いって感情がどんどん増していっている気がする。
だって自分自身まさか観覧車にも乗れないだなんて思いもしなかったもの!
治したいわけではないけど理解したい
別に苦手を克服したいわけではないんです。
でもなんか悔しいじゃないですか。
高いところが苦手なのが悔しいんじゃなくて、
なんで苦手なのか分からないところが悔しい!
自分でもなぜ高いところが怖いのかが上手く説明できない。
しかも歳をとるごとに悪化している。
なんかすげー嫌だ!
というわけで色々縁あって、今回パラグライダーに乗ってみることになりました!
もしかしたら、これで何か分かるかもしれないしね。
高山スカイセーリングクラブに行ってきた!
というわけで今回は岐阜にある高山スカイセーリングクラブに行ってきました!
公式サイトが無いので、じゃらんのページを張っておきます。
高山駅から車で10分!
原山市民公園という大きな公園の中にあります。
インストラクターの方々がお迎えしてくれて、
まずはロッジで書類作成と簡単な説明を受けます。
驚いたのが、インストラクターの先生が全員おじいさん!
いや、おじいさんっていうと語弊があるけれど、歳を聞くと72歳とか68歳とか。
それでも元気いっぱいで、本当に若々しい!
ロッジ自体も代表の方(72歳)が手作りされたとか。
え!?この二階建てのロッジを!?
すっげえ!
説明を受けた後、高所恐怖症であることを告白。
この時点で「じゃあ無理だねー」って言われることを強めに期待してたんですが、
「大丈夫大丈夫。高所恐怖症だろうがなかろうが全員ビビるから」
と。
なんて強い!
なぜかそう言われた瞬間になぜかスッと楽になった気がしました。
ここまで来たら飛んでやるぞー!
そして説明も終わり、いざ本番。
外へ出ると、先生が何やら車を出している。
駐車し直すのかなーとか思っていたら
「このランクルで山を登るよ!」と。
な、なるほどー!
飛ぶためには山の頂上に行かなきゃいけないのか!
飛ぶことで頭がいっぱいで考えもしなかった……!
記念撮影までしてくれるサービスの良さ!
中から見るとこんな感じです。
もう、このね、ランクルでの山登りが本当すごかった。
完全に盲点だった。
足踏み外したら真っ逆さまな獣道を蛇行しながらどんどん登る!
ひっくり返るひっくり返る!!!
そんなにスピード出さなくても大丈夫です!!!
うわあああああああ!!!
何度も吹き飛びそうになりながら、隣をみるとケロッとしている先生たち。
やっぱ若いわこの方々!!
予期してなかったアトラクションにへろへろになりながら頂上へ到達。
準備を整えて、ここでもまた記念撮影。
「もちょっと後ろで撮ったら?」
と言われるもこれが限界。
足はもうがーくがく。
パラグライダーって、要は崖から飛び降りるわけです。
で、崖の途中で怖がって足を離しちゃう人が多いんだけど、
崖から落ちるギリギリまで足で走りつづけなきゃいけないんだそう。
本当に危ないから、それだけは忘れないでね。と何度も念を押される。
わ、分かりました……!
「じゃあ本番行こう」
え、もう!?
思ったよりすんなりいくなこれ!
「走って走って走って!」
もうあとは急かされるまま走り出して
「あ、崖だ」
って思った数秒後にはこの風景ですよ。
飛んでる!!!
顔を上げると目の前に広がる絶景。
運が良いと御嶽山まで見えるらしい。
あのね、うん。
めちゃくちゃ楽しい!!!
キャパを圧倒的に超えたからなのか
インストラクターさんが上手だからか
いざ飛んでしまうと全く怖くない!
もっと風がぶあああ!って当たるかと思ったけれど
まさに空中散歩って感じで、すいーっと空の中を進んでいく。
あとで聞いたらパラグライダーって時速30キロくらいしか出ないんだって!
非現実的な空の散歩、めちゃくちゃ楽しかった!
ほらこの笑顔!
最高に楽しかった!
まとめ
「高所恐怖症がパラグライダーなんて……」
初めはそう思ったものの、
思い切って体験してみたらめちゃくちゃ楽しい思い出になりました。
ぼくの場合は、信頼できるインストラクターの先生がついていてくれたから安心できたってのが大きいのかな!
思い返せば書類書いて説明してもらう段階からとても気さくで、
緊張をほぐしてくれたり、教えてくれたりしていたんだよね。
きっとそこから体験は始まっていたんだね。
プロってすごい!
また飛んでみたいなー!
高所恐怖症は治ってないけど!